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素材感がハンパない! “セメント”から作られたジュリアーノ・マッツォーリの最新「マノメトロ」

2017年2月25日

イタリア・フィレンツェを拠点とするジュリアーノ・マッツォーリから、イタリア産のセメントをケースに使った新作が発表されました。「現代のイタリアデザイナー」100人に選ばれたこともある唯一無二の感性が発揮された一本。ぜひ、ご覧ください。

 

実はイタリアらしい“セメント”という選択肢

↑ジュリアーノ・マッツォーリ「チェメント」64万8000円/Ref. CEM1601

↑ジュリアーノ・マッツォーリ「チェメント」64万8000円/Ref. CEM1601

歴史に詳しい方ならご存知かと思いますが、セメントは古代ローマで多用されたもので、古代ローマ人の発明でもあるコンクリートとも深く関わっている素材です。今も、イタリアには大手セメントメーカーがあるほど、この素材はイタリアにとって重要なものとなっています。

一方のジュリアーノ・マッツォーリもイタリアを拠点とするブランドで、同名のオーナーデザイナーは、現在、自身の出生の地であるイタリア・フィレンツェで活動しています。

実は、ジュリアーノ・マッツォーリは、ブランドの代表作「マノメトロ」(イタリア語で圧力計の意味)のケースにイタリア・カッラーラ産の大理石を使ったモデルをすでに発表済み。最新作は、大理石ケースの続編とも言えます。

ちなみに、イタリアは大理石の産地としても有名。特にカッラーラ産の大理石はルネサンス期に活躍したミケランジェロの彫刻作品などにも使われ、現在も高級大理石として重用されています。同じイタリア発祥の時計ブランドのブティックの床材もカッラーラ産とか。

デザイナーのマッツォーリ氏は、自宅の庭のメンテナンスのために訪れていた職人が、セメントを準備している際に新作を思いついたそうですが、これもイタリア人ならではの感性と言えるでしょう。

ケースには丁寧なポリッシュ仕上げが施されており、マッツォーリ氏自身「信じられないほどの心地よい感触が得られた」と言います。

搭載するのは一般的なCal.ETA2824/2ですが、この時計を前にすればもはやムーブメントのスペックを語るのも野暮というもの。直径45mm、厚さ13.5mmというセメントの塊が宿すイタリアの息吹を、ぜひ手にとって感じたいものです。

 

チタニウムケースのマノメトロには新色が加入

チェメントと時を同じくして、ファーストコレクションにしてロングセラーを続ける「マノメトロ」の新色も登場です。

新しい文字盤では。より圧力計のイメージを強く残したデザインにブルー、またはグリーンが採用されました。

 

↑ジュリアーノ・マッツォーリ「マノメトロ」39万9600円/Ref. MRP04N

↑ジュリアーノ・マッツォーリ「マノメトロ」39万9600円/Ref. MRP04N

↑ジュリアーノ・マッツォーリ「マノメトロ」39万9600円/Ref. MRP03N

↑ジュリアーノ・マッツォーリ「マノメトロ」39万9600円/Ref. MRP03N

ケースはチタニウム製で、直径45.2mm、厚さ14.8mm。ストラップはトスカーナ産のナチュラルレザーを採用し、防水性は5気圧。ムーブメントはCal.ETA2824/2を搭載と、従来のスペックが踏襲されています。

 

一見すると、遊び心を感じるデザイナーズウオッチ。ですが、その裏側にある背景まで考えをめぐらせば、ひと味違った価値を発見できるのではないでしょうか。「イタリアデザイナーが手がけた、イタリアらしい素材の時計」というのは、世の中にあるようでなかなかありません。そういう意味でも、チェメントは非常にユニークな時計と言えるでしょう。

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