吉田浩一郎(よしだ・こういちろう)
クラウドワークス代表取締役社長

MY TIME〜私の時間術〜 Vol.4

2017年3月6日

重要な意思決定をするのは、朝一の誰もいないオフィスと決めている――
吉田浩一郎(クラウドワークス代表取締役社長)

時間は誰にでも平等。だからこそ1日24時間、その限られた時間をどう使うかが「人生を楽しむ」ための鍵となります。様々な業界で活躍する人物から「時間術」を聞く本連載。第4回はクラウドワークスの吉田浩一郎さんにお話を聞きました。

吉田浩一郎(よしだ・こういちろう) クラウドワークス代表取締役社長

日本最大規模のクラウドソーシング・サービスを提供する「クラウドワークス」。2014年には、東証マザーズ上場を果たした同社は、多様化するライフスタイルの中で、新たに「クラウドソーシングで働く」という選択肢を生み出した企業とも言えます。「誰もいない朝の時間が好き」と語る同社の吉田社長は、仕事中心のライフスタイルを送っています。

そんな吉田さんに日々、どんな時間の使い方をしているのか聞いてみると、そこには「集中力を維持するために仮眠を取る」という吉田流の時間術がありました。

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――クラウドワークスといえば、いまや「クラウドソーシング」の代名詞となった印象です。その会社の代表となれば、日々お忙しいと思いますが、毎日の中で大切にしている“時間の使い方”はありますか?

私は毎日、だいたい朝の5時には起床しています。当社の始業は10時ですが、何もなければ、朝の7時頃には出社しています。

まずするのは、その日の業務の確認。そして重要な意思決定を、始業の10時までの間にします。そのときしか、ひとりでじっくり考え、決断できる時間はありません。

私は、朝がいちばん集中力の高い状態だと思っています。だから午前中の使い方を大切にしています。それでももし、午後に重要な意思決定をする必要がある場合には、昼食を抜くことで、集中力を持続するようにしています。

また、時間は目的によって設計の仕方を変える必要があると私は考えています。アイデアを広げるには時間が必要ですが、結論を出すときには、時間は限定した方がいい。日本では、打ち合わせというと大体1時間が基本ですが、フランスでは30分です。内容に関わらず、打ち合わせは常に1時間というのはおかしい。目的によって変えるべきでしょう。

常に漠然と時間を捉えるのではなく、何をするために、どれくらい時間を割く必要があるのかを、もっと意識した方がいいと思っています。

――多忙な毎日の中で、欠かさずしている日課はありますか?

短時間ですが、日中に仮眠を取るようにしています。そのときに用意するのは、テンピュールのアイマスクと、ノイズキャンセリング機能の付いた音楽プレーヤーです。光も音もない環境を作り、10分〜30分ほど眠ります。

仮眠を取るタイミングはまちまちですが、自分の中で「集中力が落ちているな」と思ったら、5分でも眠るようにしています。現在、クラウドワークスはアルバイトも含めると200人規模の会社に成長しました。その中で、自分の意思決定が及ぼす影響も大きくなり、常に健全な判断が求められるようになりました。つまり、いつでも冷静かつ正しい判断ができる状態でいるために、私は眠るんです。

――そんな吉田さんにとって、1日の中でいちばん好きな時間は、何をしているときですか?

私はハードワーカーなタイプなのですが、それは結局、仕事が好きだからなんです。特に朝一、誰もいないオフィスは好きですね。そこに社員が出社してきて、いつもの風景が形成される。「働く」を通して、人々に笑顔を――。それが当社のスローガンであり、私にとっての喜びでもあります。

やはり社員が楽しそうに仕事をしている姿を見ると、心が満たされます。設立から3年で上場しましたが、当初は組織としては脆弱でした。そこから積み上げてきたことで、チームとしても良くなりましたし、社員のモチベーションも向上した実感があります。

ですが、社員が本当の意味で、笑顔でいられる会社になるためには、最低10年は掛かると考えています。現在6年目。そんな会社にすることが私の目標です。

若いときは、どうしてもすぐに結果を求めがちです。しかし結果はすぐに出るものではありません。何事も10年スパンでしょう。いちばんわかりやすいのはスポーツ選手。彼らは長い歳月を競技に捧げて、ようやく大きな成果を生み出しますよね。それと同じです。

ブライトリングの腕時計は、お守りのような存在

――目標に向かって日々を走り続ける吉田さん。腕時計を見るのは、どんなときですか?

イベントで登壇しているときは、時間を気にしながら話しますから、よく見ていますね。

今日している腕時計は、ブライトリングのものです。これはIVSという起業家コンテストで優勝したときに副賞としてもらったものなんですが、以来、この腕時計は、私にとってお守りのような存在です。着けていると安心しますし、気持ち的にもオンになりますね。

アクセサリー類はあまり好きではないのですが、この時計は着け心地もいいですし、思い入れもありますから、よく着けています。

私は美容室も長年同じところですし、気に入ったものは使い続けるタイプなんです。だから腕時計も、これ以外に何か欲しいという気持ちは、いまのところありません。

吉田さんが「IVS 2012 Spring Launch Pad」で優勝した際、副賞で獲得したブライトリングの腕時計

吉田さんが「IVS 2012 Spring Launch Pad」で優勝した際、副賞で獲得したブライトリングの腕時計

――ブライトリングの腕時計、特に気に入っているのは、どんなところですか?

このブライトリングの時計は、自動巻きですから、使わないと止まってしまうわけですよ。その、構ってあげないと、すねてしまうというところが、まるで人間のようで私は好きですね。

本当に正確な時間が常に知りたいのなら、スマートウォッチをすればいいと思います。ですが、腕時計の魅力は、それだけではありません。日付は自動で変わりますが、31日まで刻んでしまいますから、月によって直す必要もあります。「面倒だな」と思う部分もありますが、手間が掛かるからこそ、愛着も湧くのでしょう。

これからも私は、この人間くさい時計とともに、歩んでいきたいですね。そしてその先の未来で、社員たちが真の笑顔を見せて働いている姿を夢見て、これからも走り続けたいと思っています。

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吉田浩一郎(よしだ・こういちろう)
クラウドワークス代表取締役社長

1974年生まれ。大学卒業後、パイオニアに入社。営業職に従事する。その後、日本最大の国際見本市の主催会社であるリードエグジビジョンジャパンを経て、ドリコムへ。執行役員となり、東証マザーズ上場を経験。2007年に独立し、経営コンサルティングとITシステムの受託開発をメイン事業とするZOOEE(ゾーイ)を設立。2011年、クラウドワークス設立と同時に現職に就任。

吉田浩一郎(よしだ・こういちろう)
クラウドワークス代表取締役社長

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