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MY TIME〜私の時間術〜 Vol.12 いちばん好きな時間は、落語をやっている時間――三遊亭とむ(落語家)

2017年7月13日

時間は誰にでも平等。だからこそ1日24時間、その限られた時間をどう使うかが「人生を楽しむ」ための鍵となります。様々な業界で活躍する人物から「時間術」を聞く本連載。第12回は落語家の三遊亭とむさんにお話を聞きました。

撮影/高橋敬大 文/赤坂匡介

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元お笑い芸人である落語家の三遊亭とむさん。1999年、15歳の若さでお笑い芸人としてデビューすると、ダジャレをベースとしたネタでさまざまなテレビ番組に出演。その後、芸人として壁を感じ、2011年に落語家に転身。現在は高座だけでなく、テレビやラジオなど幅広いフィールドで活躍しています。また8月19日(土)には、自身プロデュースによる独演会「スーパー落語ラブファントム2017」に出演予定です。

そんなとむさんに、日々、どんな時間の使い方をしているのか聞いてみると、そこには「毎朝、落語の稽古をする」という三遊亭とむ流の時間術がありました。

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――落語家として忙しい日々を送るとむさん。毎日している日課はありますか?

 

落語の稽古ですね。今だと、8月の独演会で初めて披露する「鰻の幇間(たいこ)」というネタを毎日練習しています。

 

でも僕、夜に落語を覚えようとすると、眠くなっちゃうんですよ(笑)。だから毎朝、1日1ページと目標を決めて、覚えるまで外に出ない、というルールを課して必死に覚えているところです。

 

――落語の稽古以外にも、日課はありますか?

 

毎日ではないんですが、ランニングをしています。僕は芸人時代、『オールスター感謝祭』(TBS系)の「赤坂5丁目ミニマラソン」に出演したいと思っていて、そのために走るようになったんです。ただ、いまだに出られてはいないんですが……(苦笑)。

 

それに、独演会だと持ち時間が90分なんてこともありますから、落語家には体力も必要なんです。同時に体型も維持していたいと思います。だって、「太っている方が様になる」なんてセリフは、だいたい駄目な落語家の言い訳ですから(笑)。

 

――いちばん好きな時間は、何をしているときですか?

 

落語をやっている時間です。やっぱり高座に上がっている瞬間がいちばん好きです。

ウケたときは気持ちいいですし、逆にウケないときは悔しい。特に落語は、古典の場合だと全員同じ内容でやっているわけですから、ウケないときは余計に悔しく感じますね。

 

中学時代、ほしくて仕方なかった“憧れのG-SHOCK”

 

――今日は2つの時計を持ってきていただきました。G-SHOCKがお好きなんですか?

 

そうですね。世代的に僕らが中学生の頃は、G-SHOCKといえば、憧れの時計でした。当時、「ほしくて仕方なかった時計」を大人になって買えるようになったことは、単純にうれしいですよね。着け心地もいいので、ランニング中も着けていますし、とても気に入っています。

 

もうひとつは祖父の形見です。寄席というのは実は、持ち時間に対して、すごく厳しい場所なんです。巻いても延びても駄目。ぴったり高座から降りなくてはいけません。寄席には演者用の時計があるんですが、会場によっては時計がない場所もありますから、そのときはこの時計で時間を確認しています。

 

ただ僕の師匠(三遊亭好楽)は、時計も見ずに、いつも持ち時間ぴったりで帰ってくるんですよ。あれは本当にすごいなと思います。

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↑左・祖父の形見の腕時計。右は中学時代に憧れ、大人になって買ったG-SHOCK。

――腕時計へのこだわりはありますか?

 

僕、舞台を見に行って「退屈だな」と思うと、時間が気になっちゃうんです。でもそれって、失礼じゃないですか(苦笑)。だから暗闇で時間を確認してもバレない、というのは大事です(笑)。

G-SHOCKは、文字盤も黒いですし、暗闇で見てもバレないくらい薄く光るんです。その辺りも気に入っていますね(笑)。

 

――芸人から落語家に転身。今後の目標は何ですか?

 

真打になる。それが今のいちばんの目標です。

落語家になってから今日まで、僕は「(好楽)師匠に守られている感覚」がすごくあるんです。師匠は僕にとって、もうひとりの父というか……、家族のような存在です。だから迷惑をかけたくないし、心配もかけたくない。師匠を喜ばせたい、という気持ちは強くあります。

 

師匠は本当に優しい人なんです。「何でもいいからテレビに出なさい。出演してもしスベったら、“私にやれと言われた”と言いなさい」と言ってくれるような人なんですよ。だから自然と、師匠のためにがんばろうと思えます。早く師匠に、「自慢の弟子」だと言われる落語家になりたいですね。

三遊亭とむ(さんゆうてい・とむ)

落語家

1983年生まれ。1999年、お笑い芸人としてデビュー。数々のバラエティ番組や情報番組に出演。2011年、三遊亭好楽に弟子入りし、落語家に転身。同年、両国寄席にて「三遊亭こうもり」として高座デビュー。2013年、「R-1ぐらんぷり2013」決勝進出。2014年、伊勢神宮 外宮せんぐう館にて、落語家初の奉納落語を披露。同年、二ツ目昇進「三遊亭とむ」に改名。現在はMBSラジオ『ヤングタウン』レギュラー、BS日テレ『笑点特大号』に出演するなど幅広く活躍中。8月19日(土)には、自身がプロデュースする独演会「スーパー落語ラブファントム2017」に出演予定。

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