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リシャール・ミルが新たなラファエル・ナダルモデルを発表

2016年11月9日

超高級腕時計を作り続けるリシャール・ミルから、プロテニスプレイヤー・ラファエル・ナダルのシグネチャーモデル最新作が発表されました。2008年からナダル・コレクションは継続して作られていますが、今回は初の自動巻きとのこと。貴金属を使わないで1480万(税抜)という本機を通じて、超高級時計の世界をご紹介します。

機械式時計に最先端技術を惜しげもなく投入

リシャール・ミルにとって、腕時計はコンセプトありき。必要であれば、ネジ1本から独自に設計して時計を作っていきます。

創業者のリシャール・ミル氏。 (c)Alan Lee uber-london

創業者のリシャール・ミル氏。 (c)Alan Lee uber-london

徹底的に軽い時計を作りたいと思えば、チタンでムーブメントを作ったり、フォージドカーボンでケースを作ったりと、どのブランドもやっていないようなことを先んじて取り入れる。それが、リシャール・ミルの姿勢なのです。

作りたい時計を妥協なく作る。そのためにコストがどれだけかかろうと、彼らにとっては問題ではありません。

日本に上陸した当初、リシャール・ミルには「時計のF1」というキャッチコピーがありました。その真意は、あらゆる手を尽くして世界最高のマシン(時計)を作り上げることでした。そして、F1マシンは誰もが買えませんし、乗ることもできません。この格別のステータス感まで時計に持ち込んだのが、リシャール・ミル。まさに「時計のF1」と呼ぶに相応しいコンセプトを持った最先端ウオッチに、世界中のセレブがこぞって魅了されていったのです。

ナダル・コレクションも最新技術が満載

ナダル・コレクションの第一弾モデルは、2010年に発表されました。「RM027」は、カーボンナノチューブでできたトゥールビヨンで、質量わずか13g。この驚くべき軽量な複雑時計をしたままラファエル・ナダルは全仏オープンに出場し、なんと優勝してしまいます。その後、第二弾、第三弾でも革新技術を投入し、耐衝撃性や耐久性を高めていきました。

ラファエル・ナダルが出場した2011年の全仏オープン。その右手にはリシャール・ミル  (c)Ella Ling for Richard Mille

ラファエル・ナダルが出場した2011年の全仏オープン。その右手にはリシャール・ミル  (c)Ella Ling for Richard Mille

もちろん最新作となるRM35-02 ラファエル・ナダルにも、特殊な素材が使われています。

RM35-01 FRONT CMYK

RM35-01 FRONT CMYK

たとえば赤い色のケースは、何百ものクオーツファイバー層を積み重ねたレッドTPTクオーツという素材が使われています。この素材は、45ミクロン以下の層にリシャール・ミルのために特別に開発された赤い樹脂を浸透させ、特殊な機械で各層の繊維の方向を45度ずらしながら積み重ねた末に熱と圧力を加えて、ようやく出来上がります。これをさらにケースの形に仕上げるところまで、驚くべき時間をかけるのです。

RM35-01 BACK CMYK

チタン製ムーブメントには、素材表面に航空宇宙材料規格を満たすだけの性能を与えるタイタリット処理などを採用。機構面でも、ユーザーの活動に応じて巻き上げ効率を調整できる特許取得の可変慣性モーメントローターなどを備えています。

航空産業、宇宙産業で使われるような素材を腕時計の極小サイズで応用するのは、困難を極めます。そもそも加工するマシンがなかったり、加工できても素材によっては割れたり、欠けたりということもありえるでしょう。それでも、リシャール・ミルは、時計に相応しい素材について妥協することはありません。製品価格についても、開発にかかったコストに見合うだけの設定をしているだけなのです。

「RM035-02」は限定ではないですが、世界中にファンがいるリシャール・ミルで、しかも人気のラファエル・ナダルモデル。この時計は、きっと目にすることさえ難しいような気がします。

リシャール・ミル
RM35-02オートマティック ラファエル・ナダル
1598万4000円

【SPEC】
ムーブメント:自動巻き(Cal.RMAL1)
素材:レッドTPTクオーツ+TPTクオーツ、イエローケブラーストラップ
サイズ:H49.94mm×W44.50mm×D13.05mm
防水性:50m

【URL】
リシャール・ミル http://www.richardmille.jp

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